無言で食べるって聞いたことがあるけどその理由は?
豆まきもしないといけないけど、順番ってどっちが先なの?
節分に恵方巻きを食べるという風習は、すっかりおなじみになりましたね。
でも、恵方巻きの正しい食べ方をご存知の方は、案外少ないようですね。
では、恵方巻きの正しい食べ方や無言で食べる理由、豆まきとの順番についてご紹介します。
恵方巻きの正しい食べ方は?
恵方巻きを食べるときには、いくつか気をつけるべき点があります。
まずおなじみの食べ方ですが、恵方巻きを食べるときはその年の恵方を向いて食べます。
恵方とは、その年の福徳を司る神様(歳徳神)がいる方角のことでです。
恵方巻きを食べている間は顔だけでなく体ごと恵方を向き、食べ終わるまでよそ見をしないようにしましょう。
また、恵方巻を食べるときは、食べ終わるまでしゃべってはいけません。
無言で食べます。
さらに、恵方巻きは一気に食べなければなりません。
途中で休むと、御利益がなくなってしまうと言われています。
また、恵方巻きは切り分けたりせず、かぶりついて食べましょう。
恵方巻きを無言で食べる理由は?
恵方巻きには、「福を巻き込む」という意味があります。
恵方巻きを食べている間にしゃべってしまうと、せっかく巻き込んだ福が逃げてしまうために、恵方巻きを食べている間はしゃべってはいけないのです。
また、恵方巻きは願掛けをしながら食べます。
神社に参ってお願いごとをするときは、普通、無言で手を合わせますよね。
同じように、恵方巻きを食べているときも神様にお願いごとをしているので、無言で食べるのです。
恵方巻きと豆まきの順番は?
節分の豆まきは、「やってきた鬼を退治して、福豆で福を呼び込む」ために行います。
なので、まずは豆まきで鬼(災い)を外に追い出し福を呼び込んでおいてから、恵方巻きで福を巻きこむのがよいでしょう。
いわしの頭を玄関や家の中に飾る場合には、いわしの頭は追いやった鬼を家の中に入れないための、いわば「結界」のようなものなので、豆まきと恵方巻きの間にいわしの頭を焼いたり飾ります。
まとめ
以上が、恵方巻きの正しい食べ方や無言で食べる理由、豆まきとの順番についてです。
恵方巻きを食べるときは、上記のことを心がけましょう。
ただ、小さなお子さんの場合は、大人と同じ恵方巻きを一気に食べると、喉に詰まらせるなどの危険があります。
お子さんには、細め短めの恵方巻きを用意するのがおすすめです。