子供の成長をお祝いする七五三。
親戚の七五三のお祝いに、気持ちとしてお祝い金を渡そうと考えている方も多いと思います。
そしていざお祝い金を渡そうと思うと、お祝い金の金額や熨斗の書き方などで悩むこともありますよね。
今回は七五三のお祝いの金額の相場や渡すタイミングについてまとめました。
七五三のお祝い金額の相場は?
七五三は結婚式などと異なり、祖父母や両親、親族などごく身近の人でお祝いする行事です。
それぞれ、どの位の金額がふさわしいか見てみましょう。
・祖父母:10,000円〜数万円
・親族:5,000円~10,000円
・親しい知人:3,000円~5,000円
以上のような金額が一般的となっています。
また、祖父母の場合は七五三のための費用を負担したり、品物を贈ることがあります。
七五三のお祝いは着物の購入代や写真撮影のための費用をお祝い金として贈ることが多い傾向にありますが、どちらにしてもお祝いをする気持ちが大切ですね。
品物を贈る場合には、住んでいる地域や家族との親密度によっても異なり、5,000円~20,000円くらいが一般的です。
あまり高額なお祝い金や品物は、逆に相手に気を遣わせてしまうことがありますので注意が必要です。
七五三のお祝いを渡すタイミング
七五三のお祝いは、七五三をお祝いする日に合わせて渡すのがベストです。
遠方に住んでいて当日はいけないという方は、10月下旬から11月上旬に到着するように品物などを贈りましょう。
七五三のお祝いは11月15日が正式な日にちですが、多くの方は11月15日を基準に前後の土日や日柄の良い日を選んでお祝いします。
但し、お祝いの品物やお祝い金を渡す場合は、11月15日を過ぎないようにしましょう。
七五三をお祝いする両親にいつ七五三をするのか確認して、お祝いの日まで届くように郵送したり、当日お祝い金などを持参してお祝いしてあげるのが良いですよ。
七五三は着物を購入したり、袴をレンタルしたり、何かと費用がかかるものです。
更に着物に使用する髪飾りや小物類、写真代など次々と費用がかさむため、早めにお祝い金を贈ると喜ばれるでしょう。
七五三のお祝い のしの書き方は?
続いて、七五三のお祝いに使用する熨斗について理解しておきましょう。
まず祝儀袋の熨斗は、関西ではあわじ結び、その他の地域は紅白の蝶結びの水引を使用します。
蝶結びは何度でも結んだりほどいたりすることができることから、結婚式以外で何度もあると嬉しい慶事の行事に使用されます。
表書きは一般的には「祝七五三」、「七五三御祝」、「御祝」などですが、ちょっと変わった書き方もあるので、紹介したいと思います。
3歳の男女に贈る場合:賀御髪置または御髪置御祝
3歳までは髪が長いと病気の原因になるとされ、髪を短く切る習慣がありました。
3歳からは髪の毛を伸ばし始める儀式に由来しています。
5歳の男の子に贈る場合:賀御袴着または御袴着御祝
成長の証として袴を着るようになったことに由来しています。
7歳の女の子に贈る場合:賀御帯解または御帯解御祝
子供用の着物の紐から大人用の帯を使用することに由来しています。
このように3歳、5歳、7歳にはそれぞれ、成長の意味が込められお祝いをするようになりました。
あまり見かけない表書きですが、話のネタに年齢に合わせた表書きを書くのも良いでしょう。
渡す時もお祝いをする由来などを話して渡すと喜ばれると思いますよ。
また子供本人に直接渡す場合には「七五三おめでとう」と書いてもOKです。
まとめ
七五三の御祝いの金額や熨斗書きなどについてまとめました。
七五三は子供の成長をお祝いする行事なので、お祝い金の金額のほか、祝ってあげる気持ちが大切です。
その年に御祝いするには深い意味もあるので、由来を教えてあげるのも良いでしょう。
金額の相場は一般的な目安なので、お互いの家族関係に負担がかからないように話し合って決めるようにして下さいね。