2017年8月29日北朝鮮による弾道ミサイル発射で、Jアラートが配信されましたね。
うちは対象地域だったので、朝から緊急速報のアラート音で目覚めました。
ここ最近、大雨による洪水警報やら土砂災害警戒情報などでエリアメールが何度か配信されて来てたので、あの嫌な音にも慣れていたんですが、雨が降ってる気配もないしなんだろうと思って見てみると北朝鮮が弾道ミサイル発射だとな!
政府からの発表
2017/08/29 06:02
「ミサイル発表。ミサイル発表。北朝鮮からミサイルが発射された模様です。
頑丈な建物や地下に避難して下さい。」
「地下か頑丈の建物に避難して下さい。」って言い切られてますけど・・・。
ビックリして、飛び起きましたよ(汗
早朝だし、近くに地下なんてないし、だいたい頑丈な建物ってどんな建物だよと。
国民保護ポータルページにでは、Jアラートによるミサイル発射の情報が流れた場合、
・建物がない場合は、物陰に身を隠すか、地面に伏せて頭部を守る
・屋内にいる場合は、窓から離れるか、窓のない部屋に移動する
と書かれてます。
うちは木造住宅ですけど、頑丈じゃないだろうし・・・。
ちょっと不安になったので今後同じ様なことがあった時のために、頑丈な建物とはどんな建物なのか、地下や頑丈な建物が近くにない場合はどうしたら良いのかなどについて調べてみました。
頑丈な建物とは?木造住宅は頑丈じゃない?
建物の構造は大きく分けると、木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造(RC造)、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)に分類されます。
日本の一般住宅やアパートは、だいたい木造か鉄骨造です。
一方、ビルやマンションは鉄骨コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造が主流です。
頑丈さで言ったら、木造→鉄筋造→鉄筋コンクリート造(RC造)→鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)の順でより頑丈であると言えるでしょう。
なので、木造住宅は他の構造と比較すると頑丈ではありません。
国民保護ポータルページのQ&Aには、木造住宅の中にいる場合、
すぐに避難できるところに頑丈な建物や地下(地下街、地下駅舎などの地下施設)があれば直ちにそちらに避難してください。それができない場合は、できるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋へ移動してください。
と書かれてあります。
ですが、北朝鮮がミサイルを発射した場合、わずか10分ほどで日本に到達します。
今回は5時58分頃にミサイルが発射され、6時07分頃に北海道襟裳岬上空を通過したと発表されました。
Jアラートによるエリアメールが配信されたのが6時2分でしたから、すぐに気付いたとしてもミサイルが到達する前に避難する場合、わずか5分ほどしかないということになります。
この間に移動できるような距離に地下や頑丈な建物があれば良いですが、なかなかレアケースのような気がします。
しかも、今回のように早朝にJアラートが配信された場合、多くの人が家の中など建物の中にいるかと思います。
木造住宅である場合にも、焦って他の頑丈な建物などに避難するのではなく、そのまま屋内に留まるのが良さそうですね。
ちなみに、国民保護ポータルページのQ&Aに、頑丈な建物や地下に避難する理由として、「ミサイル着弾時の爆風や破片などによる被害を避けるため」と書かれていました。
避難の指示はミサイルが直撃した場合に備えてだと思っていたのですが、どうやらそう言う訳ではなさそうです。
頑丈に超したことはありませんが、もし自分がいる建物にミサイルが直撃したら、相当頑丈な建物であっても何らかの被害は受けますしね。
直撃した場合ではなく、上空を通過したり近くに落下した場合を想定して、屋外にいる場合には出来る限り頑丈な建物の中に避難して下さいということのようですね。
建物の中の安全な場所は?
次に、建物の中にいる場合、より安全な場所はどこかについてです。
建物の中にいる場合は、窓がない部屋やトイレやお風呂場がより安全だそうです。
特にお風呂の浴槽は頑丈なので、家の中の避難場所としては最適です。
建物の中で言うと、窓やドアから遠い建物の中心部分が適しているようです。
これは、爆風やガラスの破片、コンクリート片などが飛んで来ることを想定しているためです。
また、近くにミサイルが落下した場合には、放射能などから身を守るために、窓は閉めて換気扇を止めます。
情報を入手するために、家の中にいる場合にはテレビやラジオなどを付けておくと良いですね。
今回、エリアメールは北海道、東北と関東甲信越の一部に配信されたようですが、テレビ放送では全国放送のどのチャンネルでもミサイル発射に関する情報が流れていました。
屋外にいる場合の避難場所
屋外にいる場合も、地下や頑丈な建物の中に避難する必要がありますが、地下や頑丈な建物を探して彷徨う時間はありませんよね。
そうこうしているうちにミサイルは近付いて来てますので、もう目に付いた建物に逃げ込んだ方が無難です。
でも落ち着いて焦らずに。
特に地下鉄など地下へ逃げ込む際は、人口の多い都市部などでは大勢の人が殺到する恐れがあります。
過去に行なわれた訓練でも、大勢の人が地下鉄へ殺到したため将棋倒しが起こり怪我人が出た場合などが想定されていたようです。
たった数分の間に避難しないといけないので混乱してしまうかと思いますが、出来る限り落ち着いて行動したいものです。
また、海辺や山間などで建物が近くにない場合には、木や壁などの物陰に隠れて、頭を手で被い地面に伏せるような体制になります。
そんな生身で伏せても効果があるのか?と疑問に思いますが、何もしないよりはましのようです。
まとめ
いきなりのJアラート配信で、「頑丈な建物や地下に避難して下さい。」って言われても困惑してしまいますよね。
地下なんて近くにないし、頑丈な建物ってどんな建物?と思った人も多いはず。
テレビでも同じことの繰り返しだし、もう少し詳細な指示があっても良かったのになと思いました。
既に建物の中にいる場合は、よっぽど近くに地下や頑丈な建物がない限り、そのまま建物の中に留まるのが良さそうですね。
そしてなるべく窓のない場所へ移動し、次の情報を待つようにしましょう。