甘酒は健康に良い飲み物としてブームが到来してますよね。
甘酒と言えば、冬場や御祝い事に飲むイメージですが、最近では季節に関係なく親しまれるようになりました。
スーパーマーケットや自動販売機などでも手軽に購入できますが、自分で作る甘酒ならこだわりの米麹を使ったり、砂糖の量が調整できたりするので、好みの味にすることができます。
今回は、米麹や酒粕で作る甘酒の作り方についてまとめました。
米麹を使った甘酒の作り方
甘酒には、ビタミンやミネラルなど栄養素が含まれ健康や美容などにも良いと言われていますよね。
家にある炊飯器や魔法瓶などを使って甘酒が簡単に作れるので是非試してください。
まずは米麹を使った甘酒の作り方を早速見ていきましょう。
米麹を使って甘酒を作る時のポイントは、温度です。
8時間〜10時間ほど55℃〜60℃に保った状態で寝かせておく必要があるんです。
そうすることで、麹菌が発酵し砂糖を加えていないのに甘〜い甘酒が出来上がります。
炊飯器を使った甘酒の作り方
一定の温度を保ったまま10時間も寝かせるのは大変そうですが、炊飯器を使えば簡単にできちゃいます。
ということで、炊飯器を使った甘酒の作り方をご紹介します。
(1)鍋に水を入れて60℃のお湯を作ります。
温度計があると良いですが、ない場合はお湯を沸かして泡が立ち始めたらだいたい60℃くらいです。
(2)炊飯器に米麹を入れて60℃に温めたお湯を入れます。
(3)炊飯器は保温にして8時間ほどで出来上がりです。
炊飯器の保温の温度はメーカーによって異なりますが、通常70℃くらいです。
温度設定ができるようなら60℃に設定して下さい。
温度設定が出来ない場合は、70℃では麹菌が死滅してしまう恐れがあるので、蓋をせずにふきんをかぶせておくと良いですよ。
ステンレスボトルや魔法瓶を使った甘酒の作り方
炊飯器を使って作る甘酒の作り方をご紹介しましたが、炊飯器は日常的に使うため、8時間も甘酒作りのために使えないよってご家庭も沢山あるかと思います。
そんな時は、ステンレスボトルや魔法瓶を使って甘酒を作ることも可能ですよ。
作り方は基本的には同じですが、ステンレスボトルは一定の温度を保っての保温ができないため、4時間くらいしたら一度お鍋に戻して60℃まで温めなおす必要があります。
また、ステンレスボトルは予めお湯で温めておくと、一気に冷めず保温状態が保たれますよ。
(1)鍋に水を入れて60℃〜65℃くらまで温める
(2)米麹を温まった鍋に入れる
(3)65℃の温度を保つため、ステンレスボトルはお湯であらかじめ温めておく
(4)温めたステンレスボトルに(2)で温めた米麹とお湯を注ぎ入れる
(5)4時間後に温度を調べて、60℃以下であればもう一度、ボトルから鍋に戻して60℃くらいの温度になるように温める
(6)8時間~10時間ボトルに入れておけば出来上がり
温度管理がめんどくさーいという人には、ヨーグルトメーカーもオススメです!
ヨーグルトメーカーは温度を一定に保つことができるので、途中で温度を心配する必要がありません。
米麹と水をヨーグルトメーカーにセットして、あとは60℃で10時間に設定すればOKなのでとても簡単に甘酒が作れちゃいますよ。
米麹とおかゆを使った甘酒の作り方
米麹と水だけで作る甘酒の作り方を紹介しましたが、お好みでお粥やご飯を入れるとトローリとした甘酒が作れます。
もち米や玄米でも作れるのでお好みで挑戦してみてくださいね。
分量はお好みですが、私はいつもお米1合分のお粥に60℃のお湯500ccと米麹100gで作っています。
お粥にせずに普通のご飯でも作れますよ。
作り方は、上で紹介した方法と同じです。
炊飯器やステンレスボトル、ヨーグルトメーカーなどを使って60℃を保った状態で10時間ほど発酵させれば出来上がりです。
濃い場合はお湯などで割って飲んで下さいね。
酒粕を使った甘酒の作り方
甘酒は、米麹の他に酒粕を使って作ることもできます。
米麹と酒粕の甘酒の違いは、こちらの記事を参考にして下さいね。
酒粕を使った方法は、米麹を使った方法よりも簡単に短時間で作ることができます。
(1)鍋に水と酒粕を入れて温めます。
※板状の酒粕を使う場合は、前日に酒粕を水につけておくと水と酒粕が馴染みますよ。
(2)砂糖とお好みで塩を適量入れてできあがりです。
米麹を使った甘酒よりも、はるかに短時間で簡単に出来上がります。
酒粕と水の量は、お好みで調整して下さいね。
私は濃い甘酒が好きなので、酒粕多めでドロドロ状にしています。
また、甘さもお好みで調整してみて下さい。
ただし、あまり砂糖を沢山入れるとカロリーが高くなってしまいますので、体重が気になる方は適度な甘さに調整してくださいね。
酒粕を使った甘酒は米麹を使用するよりも簡単に作れますが、アルコールが多少あるので、子供やアルコールが苦手な方には米麹を使った方法がおすすめです。
まとめ
甘酒の作り方を紹介しましたが、いかがでしたか?
米麹で作る甘酒と酒粕で作る甘酒は作り方も味も異なりますので、お好みでチャレンジしてみて下さいね。
栄養価も高く美容や健康に良い甘酒で健康を保つようにしましょう。