もう娘はお嫁に行ってしまったし、随分長い間飾ってないかった雛人形です。
お役目は終えているので処分しようと思いますが、人形供養と寄付はどちらが縁起が良いでしょう。
またそれぞれどのような方法かも知りたいです。[/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”woman3.png” name=””]お役目を終えた雛人形の処分方法には、頭を悩ませている人が多いようですね。
大切にして来た雛人形ですから、やっぱり最後も大切に扱いたいものです。
雛人形の処分の方法としては、人形供養と寄付の二通りが良いとされていますが、どちらにするか迷っている人のために、どちらの方が縁起が良いのか、またそれぞれの方法についてお話したいと思います。[/speech_bubble]
雛人形は供養と寄付どっちが縁起が良い?
雛人形は単なる「かわいい、きれい」だけの人形ではありません。
雛人形には、女の子が一生に受ける災厄を代わりに引き受けるという役割があり、これまで娘さんの雛人形は娘さんに代わって災厄を引き受けてきました。
つまり、娘さんの雛人形には娘さんの災厄がついているのです。
不要になった雛人形の処分方法は、「捨てる」を除けば「供養する」「寄付する」の2通りがありますが、災厄のついた雛人形をよそ様に寄付するのは、あまり縁起が良いとはいえません。
なので、雛人形を処分するときは、基本は「供養する」の方向で考えてくださいね。
寄付するときは、修理に出したり御祓いをし、これまでの災厄を落としてから寄付先へ送るのが良いですよ。
雛人形を供養する方法は?
雛人形の供養はお寺や神社でしてもらいます。
まずは、近くに人形供養を行っているお寺や神社がないかを調べてみてください。
見つからない場合は、郵送で雛人形の供養を受け付けてくれるお寺や神社に頼みましょう。
ちなみに、お寺や神社の人形供養は、雛人形の人形だけの場合がほとんどです。
ケースや飾り物などの付属品は自分で処分してください。
また、人形供養で料金が必要な場合がありますので、事前に確認しておきましょう。
料金表示がない場合や、「お気持ちで」と言われた場合には、3千円〜5千円を「御布施」や「初穂料」として包みます。
近くに人形供養をしているお寺や神社が見つからない場合は、日本人形協会の代行サービスを利用するのも良いでしょう。
日本人形協会の人形感謝(供養)代行サービス
http://www.ningyo-kyokai.or.jp/kuyou/
日本人形協会が日本郵政と提携して行っている、人形供養の代行サービスです。
申し込みをしてから、ゆうパックで人形を送ると、毎年10月頃に行われる東京大神宮の「人形感謝祭」で供養してくれます。
雛人形を寄付する方法は?
雛人形を寄付する方法をいくつかご紹介したいと思います。
- お住まいの自治体に問い合わせる
雛人形を寄付したいとき、まずはお住まいの自治体に問い合わせてみてください。
保育園や介護施設、公民館などが雛人形を探している場合があります。
- かつうらビッグひな祭り
全国的にも有名なひな祭りイベント、「かつうらビッグひな祭り」では、毎年2月から3月にかけて、日本全国から寄贈された雛人形を飾るイベントを行っているので、雛人形の寄付先を探している方は、ホームページを確認してみてください。
毎年、4月1日頃から受付が始まります。
予約制ですので、予約開始日を確認の上申し込みを行って下さい。
- ワールドギフト
こちらの団体は、発展途上国の支援を主な目的に、人形寄付やリサイクルを行っています。
これらの団体に寄付するとき、壊れた雛人形を送ってはいけません。
寄付する前には、雛人形の修理・クリーニングを行ってくださいね。
まとめ
以上が、不要になった雛人形の処分方法についてでした。
雛人形は、娘さんが生まれた時に購入したものですので、愛着があるため処分方法には苦慮しますよね。
なお、人形以外の付属品は、ごみとして処分しますが、お孫さんなどに譲ってもよいですよ。
この場合は、お孫さんには人形だけを新調してあげればよいので、付属品が不要な分、高価な人形を買ってあげることができますね。